2024/06/14 16:27



コーヒーは生鮮食品なので、放って置くと劣化(酸化)します。

世の中の多くの人が「酸味のあるコーヒーは苦手です」と言っているのは半分以上は”酸味”ではなく”酸化”ではないかと個人的には思っております。
酸味が嫌なものなのか今一度想像してみて欲しいのですが、例えば果物の酸味、牛乳の酸味、ワインの酸味、嫌なものなのだろうか。
確かに「コーヒーに酸味は求めてないんだよ!」という意見も分かるのですが、コーヒーだけがこんなにも酸味の印象が悪いのは個人的に納得できません!
焙煎のやり方が悪くてただ酸っぱくなることは実際にあることなのですが、うまく焙煎できればコーヒーの酸味は美味しいです。

繰り返しますが酸化ではありません。

そしてコーヒーは賞味期限がある生鮮食品なので、放っておけば不味くなります。コーヒーの賞味期限は長い印象ですが、それは窒素処理をしているからなのですが、それでも開封してしまえばあっとう間に味は落ちます。
例え冷凍していたとしてもあっという間です。
とにかく美味しい期限があるのです!

そしてそれは残念ながら浅煎りの方が顕著に現れます。

ひでふく珈琲では浅〜中煎りの珈琲もあります。浅煎りはガテマラのファンシーサンタロサのみで、これは豆だけの販売となっています。この浅煎りコーヒーは他の豆とは明らかに焙煎方法を変えていて、酸っぱい酸味ではなく心地よい酸味を表現しています。実は深煎りコーヒーよりも時間はかかっています。浅煎りなのに不思議ですよね。

そんな浅煎りコーヒーは粉にしてしまえば劣化の道しか残されていません。味も良い方には転がりません。
豆の状態であれば劣化を多少は遅らせることもできます。味の変化も楽しめます(良い意味で)。それでもやはり美味しい期間は限られている儚いものです。

でも、味わってみる価値は絶対にあります。ちなみに焙煎後10〜14日目が絶頂。そこで冷凍保存すると味をキープできる、というのが個人的な検証結果です。
豆で送りますので、焙煎日翌日発送になります。